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NIIKEI文学賞2023 吉田棒一 中川マルカ 小松崎有美 緒真坂 岡田麻沙 岩倉曰 杉島佐遠 草野理恵子 酒井生 小林猫太 長谷川昭子 橋本敦 渋皮ヨロイ 東紀まゆか 齊藤倫子 鈴木林 カツテイク 石倉康司

2023年に開催されたにいがた経済新聞主催のNIIKEI文学賞の大賞および佳作を一冊にまとめました

 控えめで、しかし自己の生死にかんして迷うことのなかった父親を、口癖を軸に描いた「しんでええよ」 小松崎有美から、誰も行ったことのない場所で小説を書きはじめた吉田棒一のスーパーノヴァ的不良もの「アッぽりけ」まで、多彩な作品が並ぶオムニバスになっています。

大賞

ライトノベル部門大賞
「アッぽりけ」 吉田棒一

エッセイ部門大賞
「しんでええよ」 小松崎有美

ショートショート部門大賞
「おにぎりの達人」 中川マルカ

審査員特別賞
「アッシュ」 緒真坂

ライトノベル部門佳作
「神さまと、夏を探して関川で」 東紀まゆか
「GL=0」 齊藤倫子

エッセイ部門佳作
「リアル」 岩倉曰
[百科事典を捨てたが百科事典は有益だった」 草野理恵子
「ガレリアン」 杉島佐遠
「山山」 吉田棒一

純文学部門佳作(大賞該当作なし)
「朽腐」 石倉康司
「エゴネリ」 鈴木林
「黒い血」 カツテイク

ショートショート部門佳作
「波打ち際」 岡田麻沙
 「【三週連続企画】密着!知られざる魚沼産コシヒカリ警察24時」 小林猫太
「魚沼の娘」 酒井生
「世界の終わり」 渋皮ヨロイ
「飲み過ぎ注意」 橋本敦
「半殺し」 長谷川昭子

 400字詰め原稿用紙換算約210枚。表紙は甲田イルミ。価格は600円。

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選評

 NIIKEI文学賞への応募は全体で二百七十九作あった。
 部門別に見るとショートショートがもっとも充実していたのではないかと思う。
 中川マルカ「おにぎりの達人」を大賞とすることは早く決まった。悠々とした筆致で、おさめ方も無理がなく、そしてなにより文章を読む愉しさを感じさせた。高いレベルにある書き手ではないだろうか。
 佳作は六作。「米」を題材にした作品は少なくなかったが、酒井生「魚沼の娘」は晴れやかで衒いがないところが評価された。
 小林猫太「【三週連続企画】密着!知られざる魚沼産コシヒカリ警察24時」はとにかく面白く読んでもらおうという姿勢が徹底していて支持を集めた。
 岡田麻沙「波打ち際」は新潟との関係が浅いことが指摘されたが、映像向きという評価があり、また文の展開、つなぎ方に卓越したものが感じられて、こちらを大賞に推す声もあった。
 長谷川昭子「半殺し」はスマートフォンでのコミュニケーションと新潟の言葉「半殺し」の組み合わせが印象に残るアイディアストーリーである。
 橋本敦の「飲みすぎ注意」は、フランスのコントのような洒脱な作品で、恬淡とした面白さがあった。
 渋皮ヨロイ「世界の終わり」は新潟への関連がもっと少なく、実験的な作品であり、個人的にはクエイ兄弟の映画を連想した。ひとりの委員が強く推薦した。

 純文学部門は今回は大賞に推すべき作品を決められなかった。
 鈴木林「エゴネリ」は新潟の不思議な郷土料理「えごねり」をテーマにしている。えごねりという食べ物のとらえどころのなさを文学的な不条理感あるいは不可知性、非決定性まで昇華させようという試みのように見える。大賞にもっとも近かったのはこの作品だった。
「黒い血」カツテイクは物語的に豊かで、読んでいて選考していることを忘れる瞬間があった。進行がやや執筆プランに添いすぎるようなところが見えて、それは純文学という括りではマイナスに捉えられるかもしれない。しかしほかのジャンルでは話が違うだろう。
「朽腐」石倉康司は東京の学校生活から弾きだされるようにして、新潟の祖父母の家に預けられた少年の物語である。異界、聖別されたものとして少年時代そして新潟が描かれる。ひとりの委員から強く支持された。

 エッセイ部門は意見が割れ、最終的に新潟というテーマに添っていて、かつ生の寂寥感のようなものを描いた小松崎有美「しんでええよ」が大賞となった。「しんでええよ」とは「しなくていい」という意味である。癌におかされた父親が口にするその言葉はもちろん「死んでいいよ」という語と容易に結びつく。
 吉田棒一「山山」はエッセイの文章としてはおそらく最上級に近いだろう。二作応募があってもう一作の「大大木大」も刮目すべき達成ぶりだった。今後が期待される。
 岩倉曰「リアル」は不遇のスリーピースロックバンドと新潟大学に入学した兄について淡々とそして軽いユーモアを交えて記したもので、ひじょうに魅力的である。ほかの作品も読みたいと思わせる。
「ガレリアン」杉島佐遠は、高熱に見舞われがちだった子供時代と、父が歌っていたフランスの古い歌をモティーフにしている。散文詩的な趣。こちらの書き手も今後どんなものを書くのか興味を惹かれる。
 草野理恵子「百科事典を捨てたが百科事典は有益だった」はタイトルそのままの内容で、語り口がフラットで、隣にすわっているように語っている。エッセイに必要な要素について理解が深いように思った。

 ライトノベル部門の大賞は「アッぽりけ」吉田棒一になった。ライトノベルの賞ということでまずライトノベルとは何かということを選考委員のあいだで話しあう必要があるようにも感じていたのだが、そのような思惑が一瞬で吹き飛んでしまうような作品だった。見たことのないものが現れた印象である。笑い、不良、ハードボイルド、オノマトペが洪水のように押し寄せる驚くべき傑作である。本賞にとっても作者にとってもこの作品は大きなものとして後に振りかえられるだろう。

 審査員特別賞「アッシュ」緒真坂は最後まで「アッぽりけ」と競りあった。迷い猫探しにかんして特殊な能力をもつ猫探偵の話で、ライトハーティドな日常よりのファンタジーということになるだろう。作者が楽しんで書いていること自体がストレートに読者の楽しみになる、なんというか燃費のいい作品である。
「東紀まゆか神さまと、夏を探して関川で」はここに並べた四作のなかでもっともラノベ的かもしれない。「夏」「超自然的存在」「回復」というスタンダードなモティーフを過不足なく「新潟」というテーマに盛りこんだ印象。
「GL=0」齊藤倫子は、なぜこれがライトノベルというくくりの賞に応募されたかわからない作品である。イメージのカレイドスコープ的な展開は詩や実験小説に近いかもしれない。しかし「いつやってくるかわからない将来」というモティーフは、ライトノベルに必要な魂の若さのようなものを含んでいるようでもある。意識の流れ的ラノベ。

 審査員特別賞「アッシュ」緒真坂については、特別審査員の能登剛史監督からのコメントがある。

『アッシュ』は緒真坂さんによるライトノベルで、日本風のファンタジー世界を舞台に、特殊能力を持つ主人公が猫捜しをするユニークなストーリーです。物語は、主人公が猫の視点で物事を捉え、猫の失踪を解決する過程を描いています。心情描写が深く、キャラクターの複雑な感情が魅力的です。
 この作品は、その独創的な設定と感情豊かなキャラクターで、映像化の可能性を秘めています。視覚的に魅力的な映像作品となる可能性が高く、独特な世界観は読者に新鮮な印象を与えるでしょう。


受賞の言葉とプロフィール

吉田棒一

 このたびは「アッぽりけ」と「山山」を選んでいただき、ありがとうございます。生まれ育った土地の文学賞ということで、嬉しさもひとしおです。両作が誰かに読まれ、記憶に残り、面倒な日々のふとした瞬間に思い出し笑いのひとつふたつ提供できるといいと思います。今回の受賞を励みに、今後も書くことを続けていきます。

吉田棒一(よしだ・ぼういち)新潟県生まれ。会社員のかたわら自費出版、文筆活動を行う。著書に『メタリックリカ』『第三のギャラガー』など。『ドレスコーズマガジン』で『愛系の人類』連載中。文芸イベント『イグBFC』第二回、第四回優勝。


小松崎有美

 このたびはエッセイ部門大賞を頂き、誠に名誉に思います。父にがんが見つかって以降、戸惑いと焦りの日々が続きました。本当ならまだ生きていて欲しかった。その思いは 今も変わりません。それでも父の事をこうして知って頂き、心に残る作品となれたなら、これほど嬉しいことはありません。

小松崎有美(こまつざき・ゆみ)一九八四年四月三〇日生まれ。主婦。


中川マルカ

 新潟で食べたおにぎりのおいしさがわすれられず、勢い、二枚にしたためました。うつり変わりのめまぐるしい人の世にあって、変わらぬものは何かと考え、整えたのが本作です。記念すべき第一回でショートショート大賞に選んでいただき、光栄です。以来、自ら米を握る頻度もあがりました。審査員の皆様、読んでくださった皆様に心よりお礼を申し上げますと共に、NIIKEI文学賞編を通して、新潟の魅力がさらに広がりゆくことを願っています。

中川マルカ(なかがわ・まるか)福岡県北九州市出身。東京都在住。御嶽神社裏マルカフェ主宰。小説「くらう」(『幻想と怪奇8』新紀元社)、随筆「精華通りに」(『コドモクロニクル』惑星と口笛ブックス)。第二回星々短編小説コンテスト佳作他。


緒 真坂

 依頼もないのに、小説を書いている人たちがいる。私はその一人だ。
 ネットに書いていた小説に、毎回読んでは好意的なコメントを書き残してくれた方がいた。一人でも読者がいる。そのことにとても励まされた。ところが、ある日、ふいにネットをやめる、と書き残して、いなくなってしまった。それ以降、音沙汰がない。消息もわからない。それがネットの世界だ。でも、私の中には、あなたの言葉が消えずに残っている。あなたが応援してくれたおかげで、私は、こうやって小説を書きつづけ、そのおかげで今回、このような賞をいただくことができた。ありがとうございました。
 精進します。

緒 真坂(いとぐち・まさか)埼玉県生まれ。日本大学芸術学部卒業。「早稲田文学」「江古田文学」等に小説を発表(別名義)。著書に、オンデマンド出版「1979年の夏休み/下半身の悪魔」「ボブ・ディランとジョン・レノンでは世界を語れない」等。


東紀まゆか

 世界的に有名な「大したもん蛇まつり」を題材にした小説で、今回の賞をいただき嬉しく思います。新潟には湯沢に親戚がおり、よく行っておりました。豊かな自然があり、長い歴史を持つ新潟県には、他にも多くの魅力的な伝承や人物といった題材がありますので、これからも小説に書いて行きたいと思います。

東紀まゆか(とうき・まゆか)神奈川県横浜市生まれ。成蹊大学文学部英米文学科卒。東京都在住。一般社団法人 日本放送作家協会会員。児童文学、シナリオ、雑誌コラム等を執筆。第5回「西の正倉院 みさと文学賞」優秀賞受賞。


齊藤倫子

 この度、ライトノベル部門佳作を受賞することができ、大変うれしく思っております。
 幼い頃、書いた作文を才が無いと一蹴された経験があり、それがコンプレックスで、こそこそと書いておりました。
 今回、賞をいただき、書くことを赦されたような気持ちがしております。
 選考委員の皆様、応援してくださる友人・知人の皆様、ありがとうございます。これからも書いてまいりたいと思います。

齊藤倫子(さいとう・みちこ)新潟県五泉市出身。地元の学校を卒業後、地場の建築会社に入社。三年ほど勤めたのち、電機メーカーに転職。現在に至る。


岩倉 曰

 この度はありがとうございます。一泊二日の記憶を懸命に辿って書いたエッセイで佳作をいただけて、本当に嬉しいです。本文には書いていませんが、兄に連れて行ってもらった天ぷら屋さんの天ぷらが美味しかったことをしみじみ思い出しています。せっかく新しい縁ができたということで、今度は大好きな蟹を食べに行きたいです。食べ物の話ばかりですね。前回は行けなかった佐渡島にも足を運べたらと思っています。

岩倉 曰(いわくら・いわく)宮城県石巻市の若手短歌愛好会・短歌部カプカプ、歌人集団かばん所属。主にX(@wakuwakuiwaku)で短歌を発表しています。三度の蟹より蟹が好き。


草野理恵子

 この度は、佳作に選んでいただきありがとうございます。百科事典を買った甲斐がありました。「百科事典を捨てたが百科事典は超有益だった」になりました。今、「超」なんて使うのかな?
 平凡社のセールスマンさん、ありがとうございます。選考委員の西崎さん、選んでいただき超有益にしていただきありがとうございます。
 ああ、でも今になって惜しくなってきました。百科事典、お前のおかげだよってなでなでしてあげたいです。百科事典ありがとう。

草野理恵子(くさの・りえこ)一九五八年北海道室蘭市生まれ。新潟大学教育学部卒業。詩集『パリンプセスト』『黄色い木馬/レタス』『世界の終わりの日』『有毒植物詩図鑑』など。毎日創作しています。


杉島佐遠

 新潟市の海岸近くに住んでいたのは三歳から八歳までの間です。テーマが新潟なら何か書けそうだと思い今回初めて文学賞に応募しました。ガレリアンとはロシア民謡由来のシャンソンの一曲で、別名「囚人の唄」とも。高熱の状態は、幼い私にとってもう一つの現実でした。そんな中で見聞きしたものは、半世紀を経てもなお自分の大事な根っこの一つです。

杉島佐遠(すぎしま・さおん)一九六七年北海道小樽市生まれ。米国留学中に宗教学とアートを学ぶ。会社員を経て二〇〇一年より本格的に絵画制作をスタート。個展・グループ展多数。埼玉県在住。


石倉康司

 ダムの底に沈められた集落は本当に存在し、そこで暮らしていた人々は現実に故郷を失っています。この小説自体は創作ではありますが、その集落の生活を調べ、少しだけ小説に取り入れて書きました。私は、故郷を失うということは決して他人事ではないと思っています。また、喪失について書くということは、文学の持つ意義の一つだと信じています。
 書いている過程で多くのことを学ばせてもらいました。ありがとうございました。

石倉康司(いしくら・こうじ)東京都在住。高卒。太宰治とパンクに触発され十八歳で群馬から上京し、バンドと読書に明け暮れる。現在は会社勤めをしながら、小説/句作/映画評を軸に活動中。ときおり朗読のパフォーマンスも行う。


鈴木 林

「知ってるえごと違う」と知人は、私と一緒に食べているえごを見て言った。おそらくは巻いご(巻いたえご。佐渡ではいごと呼ぶそう)を想像していたのだろう。えごの形にはバリエーションがある。何やら類似品も博多にあるらしい。小説では海に投げ込まれたりもする。変に意味や役割を与えられもするが、言葉を使えばそれを剥がすことも容易い。そんなめちゃくちゃな変容を楽しんでもらえたのなら、嬉しく思う。

鈴木 林(すずき・りん)怪談好き。ブンゲイファイトクラブ4本戦出場。第三回かぐやSFコンテスト最終候補。


カツテイク

 私の母校である新潟市立金津小学校と金津中学校の校歌には、それぞれ次のようなフレーズがあります。「もゆる水まで地下より汲みて」「油田の栄えは夢として」。明治から昭和初期にかけて石油産業に沸いた故郷を題材にした作品で、このような賞をいただけて大変嬉しく思います。

カツテイク(かつていく)。新潟市秋葉区(旧新津市)生まれ。まだ邦訳されていない最新の英米文学を紹介するブログ「未翻訳小説を頑張って日々読んでいる日記」と自主音楽レーベル「Kaiser The Dog Records」を運営。


岡田麻沙

 名前を手にいれる以前の、小さな刺激の寄せ集めをスケッチしてみたいと思って書いた作品です。

岡田麻沙(おかだ・あさ)ふだんはライターをしている。好きな幼虫はウラギンシジミ。


小林猫太

 正直、なぜ入選したのかさっぱりわかりません。むしろ(さすがにバカにしていると思われるのでは)と不安になり始めていたほどで。ただ、ずっと書き続けてきて「いいものを書いてもそれだけで読まれるわけではない」ことを学んだ身としては、偶然目にしてくれた人をなんとしてでも退屈させるわけにはいかない、あるいは内容よりもそんな態度を評価していただいたのではないかと思っています。ありがとうございました。

小林猫太(こばやし・ねこた)新潟県柏崎市在住。アマチュアB級小説家。文芸ユニット「猫と土偶」文庫、企画集団いぬねこ出版所属。新潟SFアンソロジー作成委員会現地コーディネーター。


酒井 生

 文章講座の課題として小説を書き始めました。あの教室はもうありませんが、この度こうして御評価いただけたことで、先生の許を離れても私は自ら書き続けていくことができるのだと一つの保証を得たように感じています。選考に関わってくださった皆様に心より御礼申し上げます。

酒井生(さかい・せい)神奈川県出身、都内在住。津原泰水文章講座を二〇二〇年より受講、二〇二二年の閉鎖まで在籍。


渋皮ヨロイ

 上越市の高田城の近くで生まれ育ちました。母の実家は長岡です。昔の花火は祖父母の家からもよく見えました。高校時代は新潟市の信濃川のすぐそばで暮らしました。まだ佐渡には降り立っていませんが、東京で生活するようになってから、ある日突然思い立ち、粟島を訪れたこともあります。船酔いで泣きそうになりました。ちょうどお祭りの日でした。
 この度、ふるさと新潟の文学賞で佳作をいただき、大変うれしく思います。

渋皮ヨロイ(しぶかわ・よろい)新潟県上越市生まれ。東京都在住。ブンゲイファイトクラブ2出場を機に渋皮ヨロイとして本格的に始動。エッチな小説を読ませてもらいま賞(二〇二三)特別賞。


橋本敦

 この度、ショートショートの部門で佳作をいただきました。慣れない文学作品とあって驚きもありますが、何より新潟の風景をそのままに描けてよかったと思います。ありがとうございます。

橋本敦(はしもと・あつし)長崎県出身


長谷川昭子

 初めて書いたショートショートでした。受賞できてとても嬉しいです。新潟と言えば、「米」と「酒」。どちらをテーマにしようかと考え、好きな方の「米」にまつわる話にしました。「半殺し」「みな殺し」は、子どものころ聞いた民話に基づきます。
 私は文章修行をしたことがありませんが、文章を書くのは好きです。これからは他の方々の作品を読んで勉強させてもらい、少しずつでも精進して行けたらと思っています。

長谷川昭子(はせがわ・あきこ)一九五二年栃木県生まれ。図書館員として長らく勤務した後、大学院に社会人入学し、修了後は大学の非常勤講師として二〇二三年定年まで勤める。現在、晴読雨読の毎日。スマホ一台所有。


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